第17回大会(2019年度)
会期 2019年11月16日(土)8:55~17:30、17日(日)9:00~12:00
会場 東京慈恵会医科大学・高木会館2号館南講堂
実行委員長 長谷川裕彦
第1日目のプログラム
[セッションⅠ 座長:横山秀司]
〇蔵王火山の亜高山帯針葉樹林における積雪の動態(佐々木明彦:地理・地名分科会)
〇山岳地域における炭焼きの痕跡と植生景観への影響について(西条 潔:宮城教育大学)
〇丹沢札掛の森と歴史(永森邦雄:丹沢資料保存会)
〇明治期苗場山麓地域の郵便ネットワーク(高野宏峰:中央大学・院)
[セッションⅡ 座長:田渕義英]
〇『越後土産 山見立大角力』の山(森山安次:山岳宗教・民俗分科会)
〇今西錦司と北海道の山(高澤光雄:登山家研究分科会)
〇世界の聖山①総論―『私の世界百名山』より(黒田洋一郎)
〇「登山家」を考える視点についてー小島烏水を例としてー(砂田定夫:登山家研究分科会)
[招請講演 座長:長谷川裕彦]
〇『自然に学べ、本にではなくー日本の山はどのように調べられてきたかー』
(小疇 尚:明治大学名誉教授)
[セッションⅢ 座長:後藤慎吾]
〇ピッケル収集のまとめー200本集めて分かったこと―(諏訪部豊:ウッドシャフトピッケル研究分科会)
〇高峰登山とナショナルリズム(中川 裕:日本ヒマラヤ協会)
〇平成時代(1989-2019)、社会を震撼させた山岳遭難事例と検証(野村 仁:遭難分科会)
〇冒険における自由概念についての検討(田渕義英:福島工業高等専門学校)
[セッションⅣ 座長:高野宏峰]
〇神仏習合の面影を今に残す五箇山白山宮「33年御開帳・式年大祭」の報告(長岡正利)
〇筑波山の廃仏毀釈を免れた椎尾山薬王院の宝・東国最大最古の仁王像(古林 治:白樺教育館)
〇富山県の古道「道宗道」を歩く(平田清志:文学・芸術分科会)
[ショートスピーチ 座長:佐々木明彦]
〇円筒形を成して聳ゆる槍ヶ岳(飯田年穂:明治大学名誉教授)
〇槍ヶ岳登山者の実態および登山に関する意識調査―槍ヶ岳でのアンケート調査から(5)―
(後藤慎吾:常葉大学)
〇筑波山地域ジオパーク(酒井國光:山岳地域研究分科会)
〇「The Himalayan Database」から見えるネパール・ヒマラヤ登山の様相(伊東満:ヒマラヤ登山分科会)
〇群馬鳴神山と佐渡金北山の自然環境(主に植生)と環境変化(谷田川武:文献分科会)
第2日目のプログラム
[シンポジウム 司会:長谷川裕彦]
〇今、日本の山の自然と環境を考える 主管:自然保護・環境保全分科会
*シンポジウムの趣旨説明及び
わが国の山岳における自然破壊と環境保全(横山秀司:九州産業大学)
*自然保護・環境保全とは?―山通いの中で考えたこと―(高橋伸幸:北海学園大学)
*神奈川県・丹沢山地における自然再生の取り組み
ー県民・専門家・行政の三者協同による活動モデルー(野村 仁:遭難分科会)
*北アルプスの自然保護・環境保全の現状と展望
―上高地と雲ノ平を事例にして―(若松伸彦:東京農業大学)
*南アルプスにおける近年の自然保護・環境保全問題
―特にニホンジカ食害とリニア新幹線問題について―(長谷川裕彦:明星大学)
*国立公園およびユネスコエコパークを中心とした九州の山岳における
保護・環境保全の現状(小山拓志:大分大学)
*質疑応答・総合討議
展示発表
〇越後輿地全図より
「妙高山」、「蒲原郡の津川宿」、「蒲原郡の櫛形山」、「彌彦山」、「飯豊山」、「三面山」、「蒲萄山」
(森山安次:山岳宗教・民俗分科会)