第10回大会(2012年度)
会期 2012年11月24日(土)8:55~17:10、25日(日)9:00~12:00
会場 東京慈恵会医科大学・高木2号館南講堂
実行委員長・佐々木誉実
第1日目プログラム
[セッションⅠ 座長:込田伸夫]
○井上靖が小説『氷壁』を執筆した動機(佐々木誉実・登山史分科会)
○小説『氷壁』・「滝谷部分」執筆参考資料考(酒井國光・山岳地域研究分科会)
○「山岳文学を読む」:高村薫『マークスの山』(平田清志・文学・芸術分科会)
○山の絵を生涯描き続けた坂本直行(高澤光雄・文学・芸術分科会)
[セッションⅡ 座長:小野寺斉]
○日本人八千m峰14座全山完登挑戦の系譜(山森欣一・ヒマラヤ登山分科会)
○中国人による最近のヒマラヤ登山遭難について(松山峰子・遭難分科会)
○遭難事故対応ファイル作成の試み(秋田誠・滋賀県勤労者山岳連盟救助隊)
○山楽山歩海外編43回の実践から得たこと(乗鞍岳と飛騨の自然を考える会)
[招請講演 座長:佐々木誉実]
○日本の自然に培われて来た日本人の心と、それを伝えてゆく責任(中村純二・東京大学名誉教授)
[セッションⅢ 座長:中島智舟]
○山と歌謡曲ー昭和前期・山を歌った歌謡曲ー(中岡久・文献分科会)
○考古的意識で見る地形認識(近藤庄司・地理・地形分科会)
○明治後半に発行した大日本明蹟図誌について(森山安次・山岳宗教・民俗分科会)
○ウッドシャフトピッケルの刻印について(小澤観一・ウッドシャフトピッケル研究分科会)
[セッションⅣ 座長:中岡久]
○山小屋番から見た霧ケ峰高原の地生態系(細田浩・法政大・兼)
○夏山と紫外線(斎藤三郎、油井直子、青木菊麿・山岳医学医療分科会)
[ショートスピーチ 座長:中岡久]
○筑波山神社御座替祭(酒井國光・山岳地域研究分科会)
○山越え気流による山の悪天例(城所邦夫・遭難分科会)
○心疾患によって救急搬送された高齢登山者の2例(野口いづみ・山岳医学医療分科会)
○ギリシャ・オリンポス山の地形と植生(小疇尚・自然・環境保護分科会)
第2日目のプログラム
[シンポジウム]
○山と人と社会ー戦後登山の軌跡ー(1945年~1964年) 主管:登山史分科会
[セッションⅠ 焼土のなか、国破れて山河ありの時代(1945年~1949年)]
*終戦直後の生活と山の出来事(佐々木誉実・登山史分科会)
*終戦後に立ちあがった山岳界の動向(小澤観一・登山史分科会)
[セッションⅡ 復興・野外活動の活発化、登山ブーム醸成の時代(1950年~1959年)]
*逆コースの嵐朝鮮特需景気を経て・野外活動興隆の揺籃期に(西本武志・登山史分科会)
*学生登山の変遷ー戦後どのように変わったかー(城島紀夫・登山史分科会)
*登山の興隆と困難に挑む一群ー1955年~1959年を中心にー(砂田定夫・登山史分科会)
*ヒマラヤ登山ー外貨の壁ー(山森欣一・ヒマラヤ登山分科会)
[セッションⅢ 三人寄れば山岳会、遭難多発、社会問題化の時代(1960年~1964年)]
*遭難の増加に伴う社会問題化、山岳遭難に対する責任問題など(太田忠行・遭難分科会)
*銃撃で遺体収容ー谷川岳遭難ー1960年9月、一ノ倉沢衝立岩ー、映像でみる衝撃の現場ニュース映画から(羽田栄治・文学・芸術分科会)
*総合討議